完全にノンフィクションに見た、ナンバーガールの面影

完全にノンフィクションに見た、ナンバーガールの面影

ナンバーガールが解散したのは2002年。16年の月日が流れ、いくつものポストナンバーガールと言われるバントが出てきた。Base Ball Bear、ハヌマーン、或る感覚、いずれも好みにはハマりつつもナンバーガールを聞いた時に感じた熱量は感じなかった。

ここに来て『僕の中のナンバーガール』を思い起こすバントが出てきた。それが『完全にノンフィクション』だ。

唸る轟音、フラッシュバックする記憶。バンド『完全にノンフィクション』

完全にノンフィクションのバンド活動10年目に差し掛かる節目のデジタルシングル『青版』。そこからのリードトラック、『natsu-no-omoide』を聴いてみよう。

衝撃だった。音が迫るような感覚、どこか懐かしさを感じるメロディ。ナンバーガールが解散してからずっと求めていた音だった。なんというか、綺麗じゃなくて良い。青臭さやこの時しか作れない音を作っているような感覚。音楽がリアルに感じるバンドは、久しぶりだった。

とにかく興味を引いたので、完全にノンフィクションがどのようなバンドなのか調べてみた。

ピックを使わない新型祭囃子ギターロックバンド

調べるも何もwikiもなかったが、オフィシャルサイトに面白い記述があった。

ピックを一切使わずフィンガーピッキング及びスラップギターのみで構築された新型祭囃子ギターロックバンドである。

https://www.kanzenni.com/member

音が独特だなとは思っていたが、調べたら面白い。なんとピックを一切使っていないのだという。フィンガーピッキング及び、スラップギターのみで演奏をしているという何とも変わったバンドである。

バンドメンバーは、ギターボーカルの別所英和、ベースの上野友也、小野恭介の3名。2011年に、レーベル「studio another place」を立ち上げて活動をしていたが、2014年に一度活動を休止している。2015年の活動再開を機に現在のバンド構成となっているようだ。

ネットの評判、著名人からのコメント

概ね自分と同じような感想を持っている人が多いと感じている。いくつかTwitterでの評判を見てみよう。

今しか出せない音を奏でている──同感。

リアルであることと、闘い続けるかっこよさ──そう、もがいてる様な泥臭さが良いんですよね。

彼らと交友の深いアーティストからのコメントがあったので紹介する。

そこらへんのバンドより一足先にニュータウンからずっと送り続けていた音楽。
街で捉えたなんとなくの寂寥感をスタジオで叩きつけよう。
スピード感がさらに上がった2015年感覚に、振り落とされない様にしっかりとつかまえて。

https://www.google.co.jp/amp/s/amp.natalie.mu/music/news/158051

完全にノンフィクションのルーツ

調べていてやはりたどり着いたのは、ナンバーガール。2013年と過去のライブだが、ナンバーガールの『透明少女』を演奏しているようだ。

青版の曲はどこをとっても、ヒリヒリしたソリッド感がある。そのルーツはやはりナンバーガールなのだろう。僕は音楽が好きだ。それと同じくらいナンバーガールが好きだ。バンドもやって、メロコアもハードコアも聞いた。HIP HOPも聞いた。それでも、ふとしたときにナンバーガールの音を求めている。

自分の一番好きな音を奏でるバンドがいるんだなって発見できたことは、とても幸せだと思う。子供がまだ小さくて生の音を聞きに行けないのは悔しいが、青版を聞きながら、いつの日か生の音を聞ける日を心待ちに過ごしています。

音楽カテゴリの最新記事